コラム

産業廃棄物 2022.08.12

【展示会・スポーツ大会…etc】イベントで発生した廃棄物の処分について徹底解説

環境価格適正化業者選定産業廃棄物分別

「今後イベントを開催する予定だけど、廃棄物はどうやって処分すべき?」 「イベントで発生したごみは産業廃棄物?それとも一般廃棄物?」 「どの廃棄物処理業者に委託するべきなのかわからない…」 そんなお悩みを抱えているイベント主催者のみなさんへ向けて、この記事ではイベントで発生した廃棄物の処分方法などについて詳しく解説します!

1.イベントで排出されたごみは、どう処分すべき?

展示会、スポーツ大会、花火大会、音楽フェスティバル、コンサート、講演会…etc。

このようなイベントで排出された廃棄物は“事業系ごみ”に該当するため、一般ごみとして排出することはできません。

 

そもそも“事業系ごみ”とは、事業活動に伴い発生する廃棄物のこと。

“事業系ごみ”は、事業者が自ら処分しなければならないと廃棄物処理法で決まっています。

 

2.「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」の2種類に分かれる

イベントなどで排出された“事業系ごみ”は、「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」の2種類に分かれます。

 

まず「産業廃棄物」とは、事業活動に伴って発生した廃棄物の内、法令で定められた20種類(汚泥や廃プラスチック類、金属くずetc)に該当する廃棄物のこと。

イベントで発生するごみでは、ペットボトルや食品トレー、空き缶などが該当します。

「産業廃棄物」は環境や人体に与える影響が大きいため、処分する場合は法律に則り、自ら処理施設へ搬入するか、産業廃棄物収集運搬業者に委託しなければなりません。

 

それに対して「事業系一般廃棄物」とは、事業活動に伴い発生した産業廃棄物以外の廃棄物のこと。

イベントで発生するごみでは、残飯・生ゴミやチラシ、タバコの吸い殻、段ボールなどが該当します。

これらはイベント会場のある地域のルールに従って処分します。

 

このように、「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」はそれぞれ処分方法が異なるため、分別には注意しましょう。

 

3.正しい方法で処分しないと罰則が科される!

イベントで発生したごみは正しい方法で処分しないと、会場の管理者側から今後の会場使用を禁止される他、罰則を科される可能性もあります。

 

イベントで発生した事業系ごみは、家庭ゴミとは違って自治体のごみ収集場に出すことはできません。

自治体のごみ収集場に出してしまうと“不法投棄”となり、5年以下の懲役もしくは1,000万円の罰金、またはその両方が排出者に科される恐れがあります。

 

また、事業系ごみを無許可の業者に委託するのも違反行為です。

許可証を持たない業者へ廃棄物処理を委託してしまった場合も、5年以下の懲役もしくは1,000万円の罰金、またはその両方が排出者に科される可能性があるため注意しましょう。

 

参照:廃棄物処理法違反に該当する行為とは?費用が格安すぎる業者には要注意!

 

4.廃棄物処理業者を選ぶ際に気を付けたいポイント

最後に、廃棄物処理業者を選ぶ際に気を付けたい4つのポイントをご紹介します!

 

4-1.必要な許可を得ている?

前項でも解説したように、無許可の業者に依頼するのは違法行為です。

事業系一般廃棄物は事業系一般廃棄物収集運搬もしくは処分業許可を得ている業者へ、産業廃棄物は産業廃棄物処分業許可を得ている業者へ依頼しなければなりません。

そのため、業者を選ぶ際には必ず必要な許可を得ているかどうかをチェックしましょう。

 

4-2.正しい方法で処理してもらえる?

廃棄物の選別はもちろん、正しいフローで処分されているかどうかも確認しましょう。

また、産業廃棄物を処分する際にはマニフェスト(管理票)と呼ばれる“産業廃棄物管理票”の交付が必要不可欠です。

一般的にマニフェストは依頼された回収・処分業者が作成しますが、中にはマニフェストの発行を怠っている悪質な業者もいるので注意しなければなりません。

参照:マニフェストはなぜ必要?産業廃棄物を取り扱っている企業は必見!

 

4-3.希望する日時に回収を依頼できる?

業者の中には、夜間の回収を受け付けていない場合もあります。

依頼時に、業者へ収集条件を確認しましょう。

 

4-4.リサイクルできる?

ペットボトルや空き缶などといった廃棄物は、状態によっては買い取ってもらえる場合もあります。

そのため、再資源化できる廃棄物のリサイクルが可能かどうかの確認も忘れずに。

廃棄物をそのまま処分するだけでなく、リサイクルも可能な業者ならコスト削減に繋がります。

 

5.リダクションテクノでは高精度な見積もりをご提示!

ひとくちに廃棄物処理業者といっても、サービスの質は業者によって異なるもの。

前項でも解説したように、中には許可を得ていない業者や、夜間の回収に応じていない業者もいるため、業者選びには注意しましょう。

 

その点、弊社・リダクションテクノでは対象エリアである一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県) において産業廃棄物収集運搬許可証も得ておりますので、安心してお任せいただけます!

イベントで発生したゴミのスポット回収はもちろん、夜間・休日の回収や、リサイクルのご提案も可能です。

ヒアリングや現地調査を行った上で、見積もりから回収まで、お客様をお待たせせず迅速に対応いたします。

 

また、経験豊富かつ廃棄物回収に関するノウハウを蓄積しているため、高精度な見積もりを提示できるのもリダクションテクノの強み。

「排出される廃棄物量がわからない…」という場合でも、来場者数や提供される飲食物などから大体の廃棄物の分量と品目を割り出し、見積もりを作成いたします。

 

イベントで発生するごみの処分にお悩みの方は、ぜひリダクションテクノまでご相談ください!

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