コラム
産業廃棄物 2021.11.12
食品廃棄のコストを抑えながら、会社(拠点)としてのリサイクル率をあげよう!
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この記事では食品リサイクルについて詳しく解説!食品リサイクルの始め方や処理費用の削減方法など、得られるメリットをご紹介します。食品廃棄やリサイクル率に悩んでいるスーパーやコンビニ、食品製造工場の方は必見です!
1.食品ロスや食品リサイクルへの関心が高まっている近年
近年環境問題やecoへの取り組みが注目される中、食品ロス・食品リサイクルへの関心も徐々に高まりつつあります。
最近では2000年(平成12年)に制定された食品リサイクル法に則って、食品循環資源の再生利用等の基本的方針を示し、再生利用等の量に関する数値目標等を定めている企業も増加。
いまや、企業評価は業績だけで決まるものではありません。
ecoへの意識が高まりつつある現代では、環境への配慮も企業評価に繋がるとして、様々な業界の企業が積極的に食品リサイクル活動に取り組んでいます。
参照:「食品リサイクル法」とは?再生利用等実施率の目標や食品ロスの現状について
2.食品リサイクルの始め方
食品リサイクルに関心はあるものの、「何から始めればいいのかわからない…」という方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
食品リサイクルは、主に以下の順番で進めていきます。
① 把握
まずは自社の排出している廃棄物の種類と発生量を把握します。
計量器・保管容器等を用意し計量ルールを決めた上、一定の調査期間を設けて“発生場所”や“廃棄物の品目”、“廃棄物量”を調査してみましょう。
また、廃棄物処理にかかっている費用を把握することも大切です。
② 発生抑制
廃棄物に関するデータが把握できたら、廃棄物の発生を抑制できるよう取り組みましょう。
例えば、びっくりドンキーなどを運営している株式会社アレフでは、食事を残さず食べてお皿をピカピカにすることができたら表彰状をプレゼントする『もぐチャレ!』というイベントを開催。
食育支援の一環として子どもたちが楽しく料理を完食できるようなイベントを行い、食べ残しを減らせるよう取り組んでいます。
参照:残さず食べる挑戦を応援 『もぐチャレ!』(株式会社アレフ)
③ 検討
食品廃棄に関する現状を把握したら、食品リサイクルの導入に向けて主に下記のような事柄を検討しフローを構築していきます。
*自社の排出している食品廃棄物の特徴に合わせて、リサイクル手法を検討
*再生利用業者の情報収集・ヒアリング
*廃棄物処理&食品リサイクル費用の見直し・最適化
*安全面・衛生面に配慮した保管&収集運搬方法の検討
ひとくちに食品リサイクルといっても、方法は様々。
自社に合った食品リサイクルの方法や業者を見つけましょう!
④ 実施
食品リサイクルのフローが決定し分別方法や排出情報などが整ったら、必要に応じて契約締結し実施しましょう。
※以下のページには各社の食品リサイクルの事例などが詳しく記載されています。
参照:外食産業における食品リサイクルの検討(導入)の手順 (農林水産省)
3.よりコストが削減できる!食品リサイクルを見直すメリット
「食品リサイクルは既に行っているけど、コストがネックになっている…」
このようなお悩みをお持ちの場合は、以下のように食品リサイクルについて見直すのがおすすめです。
■1つの業者にまとめてルート回収してもらう
店舗毎に業者を選定している場合は、1つの業者にまとめてルート回収してもらうのがおすすめです。
複数の業者に依頼すると手間もコストもかかりますが、まとめてルート回収してもらえれば依頼の手間やコストが削減できます。
■回収前に分別し、再資源化できる廃棄物を明確にする
食品廃棄物の自主回収は手間がかかり、なかなか難しいもの。
しかし全て処理業者に任せきりにするのではなく、せめて回収前に廃棄物を分別しておきましょう。
廃棄物を品目別に分けておけば、売却できる廃棄物(ダンボールなど)や資源化できる廃棄物が明確になりコスト削減に繋がる可能性があります。
4.食品リサイクルへの取り組みは、企業の評価に繋がる!
食品リサイクルを手掛ける・見直すことは“企業の評価”に影響するだけでなく、コスト削減にも繋がります。
食品廃棄や処理コストについてお悩みであれば、食品リサイクルについて改めて考えてみてはいかがでしょうか。
ちなみに弊社・リダクションテクノでは、廃棄物の定期回収を行いながら、リサイクルの提案も可能。
食品リサイクルを行っている処理業者とも連携しておりますので、ご要望に応じて最適な方法をご提案できます。
現在は環境に配慮しながら、食品産業の底上げ・振興につながる企業の取り組みも評価につながる時代です。
リサイクル率を上げながら他にもメリットを得られるよう、ただ廃棄物を処理するのではなく食品リサイクルに取り組んでみませんか?
「食品リサイクル法の報告義務対象だが、なるべく手間をかけずにリサイクル率を上げたい!」
「できれば廃棄物問題における、そもそもの根源を解決したい」
「いまの処理方法のままでいいのかわからない」
「食品リサイクルなど興味はあるが、何から始めればいいのか…」
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