コラム

産業廃棄物 2021.10.21

紙くずは「一般廃棄物」or「産業廃棄物」?処理・リサイクル方法や、機密文書・書類の取り扱いについて

廃棄物回収安心第一業者選定産業廃棄物機密情報

「紙くずは一般廃棄物?それとも産業廃棄物として排出するべき?」「個人情報が記載されている機密文書はどうやって処理すればいい?」そんなお悩みを持つ方に向けて、この記事では紙くずの分類の仕方や、処理・リサイクル方法などをご紹介!併せて、機密文書・書類の取り扱いについても解説します。

1.紙くずとは

紙くずは産業廃棄物20種目の中の1つにあたりますが、排出する業種や事業内容によって「産業廃棄物」として扱うか「一般廃棄物」として扱うのか判断が異なるため注意が必要です。

 

そもそも産業廃棄物は、“あらゆる事業活動にともない生じた廃棄物(事業者を限定しない)”と“特定の事業活動にともない生じた廃棄物(事業者が限定される)”の2つに分かれており、今回ご紹介する紙くずは後者に分類されます。

そのため同じ材質の紙くずを排出する場合でも、業種や事業内容によって産業廃棄物とみなされるか否かが異なるので注意が必要です。

 

ただし、PCB(ポリ塩化ビフェニル)が染み込んだ紙くずは、業種に関わらず「特定有害産業廃棄物」としての廃棄が求められます。

詳細については以下の記事で解説しているので、ご参照ください。

参照:【PCB廃棄物を保管している方へ】有毒性・PCB廃棄物特別措置法などについて解説

 

2.紙くずを産業廃棄物として扱う必要がある業種

紙くずを産業廃棄物として扱う必要がある業種は、以下の通りです。

 

■建設業(工作物の新築、改築または除去に伴って生じたものに限る)

■パルプ、紙または紙加工品の製造業

■新聞業(新聞巻取紙を使用して印刷発行を行うものに限る)

■出版業(印刷出版を行うものに限る)

■製本業

■印刷物加工業

 

上記以外の業種から排出された紙くずは、事業系一般廃棄物として処理します。

 

【よく聞くお悩み】

Q.オフィスから出る書類や資料等の紙ゴミは一般廃棄物?産業廃棄物?

A.業種と事業内容によって異なります。例えば上記に挙げている建設業のオフィスで排出されたものであっても、“工作物の新築、改築または除去によって生じたもの”は産業廃棄物として扱われ、それ以外のものは一般廃棄物として扱われます。

 

3.紙くずの主な処理方法

続いて、紙くずの主な処理方法をいくつかご紹介します。

 

3-1.再資源化(リサイクル)

紙くずの一般的な処理方法は、再資源化です。

紙くずは産業廃棄物の中でも再生利用率の高い廃棄物で、環境省が令和3年に発表した報告書によると、令和元年度に排出された紙くずは77%が再生利用されています。

参照:令和2年度事業産業廃棄物排出・処理状況調査報告書(環境省)

 

3-2.焼却処理

“汚れの付着した紙くず”や“建設工事で発生した壁紙”など、再資源化が難しいものは焼却処理されます。

ちなみに、紙くずの状態によっては焼却処理の前に粉砕・切断を行うこともあります。

 

3-3.最終処分場での埋め立て

その他、紙くずは最終処分場にて埋め立てられることもあります。

紙くずの状態によっては粉砕・切断といった前処理を行います。

 

4.紙くずのリサイクル方法

前項でも少し解説しましたが、紙くずの最も一般的な処理方法は再資源化。

紙くずの素材などに合わせて、“製紙原料”もしくは“RPF(固形燃料)”に再資源化されます。

 

主に古紙の場合は古紙パルプとして再生し、“製紙原料”に。

製紙原料として再利用できない場合には“RPF(固形燃料)”として再資源化されることが多いです。

参照:今、注目されている「RPF燃料」とは。環境にやさしく、コスト削減にも繋がるって本当?

 

5.機密情報が記載されている紙はどう処理すべき?

最後に、個人情報など機密情報が記載されている紙の処理について解説します。

 

機密事項が記載されている文書・書類は情報漏洩のリスクがあるため、処理する際には気を付けなければなりません。

処分方法は主に“シュレッダー廃棄”か“溶解処理”のどちらかになります。

 

“シュレッダー廃棄”は自分たちで手軽に行えるのがメリットですが、大量に廃棄する際には向いていません。

またクリップやホチキスは外す必要があるため、手間がかかるのが難点です。

 

一方、“溶解処理”は業者に依頼して処理してもらう方法。

クリップやホチキスを外す必要がなく、そのまま廃棄できるのがメリットです。

しかし、業者の情報漏えい対策が不十分だと、機密文書・書類の回収時や運搬・輸送時に情報が漏えいしてしまう恐れがあります。

 

“シュレッダー廃棄”と“溶解処理”のメリット・デメリットや、業者選びの注意点については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せてチェックしてみてください。

参照:機密文書・書類はどうやって処分するべき?2つの廃棄方法を比較!

 

6.紙くずの取り扱いは、業種・事業内容により異なるため要注意!

記事内でもご紹介したように、紙くずは排出する会社の業種・事業内容によって「一般廃棄物」として扱うか「産業廃棄物」として扱うかが異なる廃棄物です。

 

「産業廃棄物」として収集運搬・処分する際には、法律で定められた正しい方法に則って扱わなければなりません。

間違った方法で処理してしまうと法律違反となり、処理を実際に行った業者だけでなく、収集運搬・処分を依頼した排出事業者両方に罰則が科されるため、業者選びには注意が必要です。

適切に処理・リサイクルが出来るように、安心・安全な処理業者を選ぶことによってリスクを減らしましょう!

 

弊社・リダクションテクノでは紙くずや機密文書・書類の廃棄も行っております。

また、廃棄物処理だけでなく、リサイクルやコストに関するご相談も対応が可能です。

廃棄物処理と合わせてリサイクルも行うことで、環境に配慮しながらコスト削減ができるようご提案しております。

 

紙くずの処理にお困りでしたら、ぜひリダクションテクノまでご相談ください。

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