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産業廃棄物 2021.08.27

今日から始められる「食料ロス削減」!食品ロスを削減する方法やフードフェアリングについて解説

環境環境貢献産業廃棄物SDGs

全世界で問題視されている「食品ロス」。ただ食材がもったいないだけでなく、いずれは地球環境にも影響を及ぼすとして解決に向けた早急な対応が求められています。 この記事では、そんな「食品ロス」の削減方法を詳しく解説!近年特に注目を集めているフードシェアリングサービスについてもご紹介します。

1.身近で起こっている「食品ロス」

「食品ロス」とは、食べ残し・売れ残り・賞味期限などといった理由で食べられる食品を廃棄してしまうことで、地球環境にも影響を及ぼすとされ世界的に問題となっています。

日本の1年間の食品ロス量は、なんと約612万トン!

東京ドーム約5杯分もの量にのぼるといわれています。

 

そのため、2019年には食品ロスの削減の推進に関する法律が施行。

飲食業界や食品メーカーはもちろん、消費者に向けても食品ロスを防ぐべく協力を呼び掛けています。

 

2.食品ロス削減方法

まずは食品ロスの削減方法についてご紹介します。

食品ロスを削減する方法は決して難しいことばかりではありません。

以下のようなちょっとした工夫や意識変化によって食品ロスの削減を手軽に始めることができます。

 

2-1.仕入れ・在庫管理の徹底

飲食店の場合、仕入れ・在庫管理を徹底することによって過剰仕入れや賞味期限切れによる廃棄を防げます。

例えば、来店されるお客様の傾向や曜日などを考慮し、お客様が少ない日はあらかじめ食材の仕入れを少なめにしておいたり、ロットの大きい食材を仕入れる場合には料理人の仲間同士で食材を共有することで余分な食材が発生しません。

また、人為的ミスによる過剰仕入れを防ぐべく発注時の確認を徹底するのも効果的です。

 

2-2.メニューやオペレーションの見直し

食べ残しが多い場合や、調理ミスにより廃棄されることが多い場合はメニューの見直しを!

提供する分量やレシピを見直せば食品ロス削減に繋がることもあります。

 

また、中にはスグに料理を提供できるように、あらかじめ作り置きを準備している飲食店もあります。

ですが、過剰な作り置きは食品ロスが発生してしまう恐れがあるため適度に抑えるようにしましょう。

加えて、素早く提供できるようにオペレーションを見直すことも大切です。

 

2-3.フードシェアリングなどの導入

食材や食料をシェアする、フードシェアリングなどといったサービスを導入するのもおすすめです。

食品ロスになりそうな商品と消費者が、アプリやECサイトなどによって繋がっています。

フードシェアリングを利用すれば、消費者はお得に食事が楽しめて社会貢献にも繋がり、飲食店にとっては食品ロスの削減にも店舗のプロモーションにもなります。

 

3.フードシェアリングとは

前項にてフードシェアリングについて少しご紹介しましたが、ひとくちにフードシェアリングといってもサービス内容は様々です。

こちらの項目では、いま特に注目を集めているフードシェアリングをいくつかご紹介します!

 

■「TABETE」 https://tabete.me/

予約のキャンセルで余ってしまったメニューや、食材の端材で作ったオリジナル商品などを購入できるサービスです。

気になるメニューや商品を見つけたらそのままスグに購入することが可能。

希望の時間を入力することで、指定した時間にお店で商品を受け取れます。

また、マップ検索機能が搭載されていたり、クレジットカード決済が可能な点も嬉しいポイントです。

 

■「KURADASHI」 https://www.kuradashi.jp/

食品ロスの削減に賛同しているメーカーより、協賛価格で提供を受けた商品を最大97%OFFで販売しているショッピングサイト。

お得な価格で提供しているだけでなく、売上の3~5%を社会貢献活動団体へと寄付しているのも特徴の一つです。

食品だけでなく、飲料や日用品、化粧品、健康食品などといった様々なジャンルの商品を取り扱っています。

 

■「tabeloop」 https://tabeloop.me/

過剰な仕入れにより余ってしまった食品や、味に問題はないが形が不揃いで市場に流通できない食材などを販売している会員制のサービス。

会員登録は売り手・買い手ともに無料で、初期費用や月額手数料は一切かかりません。

また、売上手数料の一部は国際連合食糧農業機関などに寄付しています。

 

4.身近な心掛けから始めよう!食品ロス削減に向けて、いまできること 

身近なところでは“30・10運動”などといった取り組みも全国に広がっております。

“30・10運動”とは宴会や食事会などの開始後30分、終了前10分は離席せず食事を楽しみ、食べ残しを減らす運動のこと。適量の注文を心掛けたり、食べきれない料理を仲間で分けあったりすることで食品ロスを防ぐべく努める運動です。

“30・10運動”は、消費者はもちろん、企業側も気軽に取り組むことのできる食品ロス削減に向けた対策方法の一つ。何から取り組めばいいのかわからないという方は、まずは“30・10運動”など身近な心掛けから始めてみてはいかがでしょうか?

 

「できれば、食品ロス問題のそもそもの根源を解決したい」

「食品ロス削減のためのリサイクルに興味はあるが、何から始めればいいかわからない」

上記のようなお悩みを抱えていらっしゃる方は、ぜひ弊社・リダクションテクノへご相談ください。

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