コラム

2021.06.03

今、注目されている「RPF燃料」とは。環境にやさしく、コスト削減にも繋がるって本当?

廃プラスチックなどの産業廃棄物を原料にした固形燃料「RPF」は、石炭や化石燃料の代替品として使えるため、今様々な産業から注目を集めています。この記事では、「RPF」が注目されるようになった背景や特徴などについて詳しく解説!「RPF」について詳しく知りたい方や、廃プラスチックの処理に悩んでいる企業の方は必見です!

1.RPFとは

「RPF」とはRefuse derived paper and plastics densified Fuel の略称で、マテリアルリサイクルが困難な廃プラスチックや古紙などの産業廃棄物を原料にした固形燃料のこと。

プラスチックでコーティングされたラミネート紙も、「RPF」の原料として使われることが多いです。

 

そんな「RPF」は主に石炭や化石燃料の代替品として、鉄鉱会社や大手製紙会社など多くの産業で燃料として使用されています。

 

2.石炭に代わる燃料「RPF燃料」

「RPF燃料」が注目されるようになった理由の一つは、日本のエネルギー自給率を上げるため。

 

実は、2017年度の日本のエネルギー自給率はわずか9.6%。

経済協力開発機構(OECD)に加盟している他国と比べて低い水準で、2018年においては化石燃料のほぼ100%を輸入に頼っています。

 

日本はエネルギー資源(石油・石炭・天然ガス)に乏しいため化石燃料は現状輸入するしかありませんが、このまま輸入に依存していてはエネルギー自給率は上がりません。

また、国内のお金が海外へと流れてしまうので、経済的にも大きな損失が発生してしまいます。

 

そんな状況を打破するために、石炭に代わる燃料として「RPF燃料」が注目されるようになったのです。

 

3.RPF燃料が注目されるその他の背景

2017年から始まった中国における廃プラ輸入規制も、「RPF燃料」が注目されるようになった要因の一つ。

これまで中国は世界中から廃棄物を資源として買い取っていましたが、環境問題を理由に2017年12月末に生活由来の廃プラスチックなどを輸入禁止に、続けて2018年12月末からは工業系廃プラスチックも輸入禁止となりました。

そのため、日本を含めた各国が廃プラスチックの処理先に困るようになってしまったのです。

 

また、今までは輸出することで有価物として処理できていたものを廃棄物として処分しなくてはならなくなったため、コスト面においても廃棄物を再利用できる「RPF燃料」が注目を集めるようになりました。

 

4.RPF燃料の特徴

「RPF燃料」には主に以下のような特徴があります。

 

■品質が安定している

「RPF燃料」は発生履歴が明らかな産業廃棄物や、既に選別された一般廃棄物(分別基準適合物相当)を使用しているため、品質が安定しています。

 

■熱量のコントロールが可能

熱量のコントロールは、ボイラーなどのスペックに応じて古紙と廃プラスチックの配合比率を変えるだけ。

コントロールが安易にできる点も魅力です。

 

■高カロリー

廃プラスチックを原料として使用している「RPF燃料」は、熱量が高いのも大きな特徴の一つ。

石炭およびコークス並みの熱量なので、化石燃料代替として使用できます。

 

■ハンドリング性が良い

固形で密度が高いため、コークスや粉炭と同じくらいハンドリング性が良いのも嬉しいポイント。

また、貯蔵特性および輸送効率にも優れているので何かと便利です。

 

■ボイラーなど燃焼炉における排ガス対策が容易

品質が安定していて不純物が混入することが少ないので、「RPF燃料」は塩素ガスの発生による“ボイラーの腐食”や“ダイオキシンの発生”がほぼありません。

加えて硫黄ガスが発生することも少ないため、燃焼炉の排ガス処理がしやすいのも魅力です。

 

■他燃料に比較して経済性がある

「RPF燃料」は、他の燃料と比較して経済性も◎。

現状石炭の1/4~1/3という低価格な再生可能エネルギーで、今後負担する可能性のある排出権購入の費用削減にも繋がります。

また、石炭と比べて灰化率が1/3以下なので、灰処理費の削減も可能です。

 

■環境にやさしい

使い勝手やコスト削減に役立つだけでなく、環境にやさしいのも魅力。

「RPF燃料」は総合エネルギー効率の向上と化石燃料削減に繋がるため、地球温暖化の原因であるCO2の削減にも役立ちます。

 

5.リダクションテクノでは、リサイクルやコスト削減のご相談も承っています!

これまで二度の石油ショックを経験し、化石燃料をほぼ100%輸入に頼っている日本では、国内での自給率を上げるためにも化石燃料に代わる新たな燃料が求められてきました。

また、ただ燃料になれば良いということではなく、環境への関心が高まる現代のニーズに合わせた燃料が必要とされています。

そのため、石炭に代わる燃料として使えるだけでなく、環境にもやさしい「RPF燃料」が注目されるようになったのです。

 

ちなみに弊社・リダクションテクノでは回収した廃プラスチックを「RPF燃料」として再利用することも可能。

廃棄物処理と合わせてリサイクルも合わせて行うことにより、環境に配慮しながらコスト削減ができるようにご提案しております。

 

皆様のニーズに合わせた提案を行っておりますので、廃棄物の処理にお困りでしたらぜひリダクションテクノまでご相談ください。

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