産業廃棄物 2022.11.17
空き缶・空き瓶はどうやって処分する?産業廃棄物を再資源化するメリットも解説
リサイクル廃棄物回収再資源化産業廃棄物廃棄物
事業活動に伴い発生した空き缶・空き瓶の処分方法についてお悩みを抱えている方へ向けて、この記事では空き缶・空き瓶の分別や適正な処分方法を徹底解説! 併せて、産業廃棄物を再資源化することによって得られるメリットもご紹介します。
1.空き缶・空き瓶は事業系一般廃棄物ではない
店頭で回収した後に破棄する空き缶・空き瓶、使い終えた空き瓶・空き缶…etc.。
上記のような事業活動に伴い発生した空き缶・空き瓶は、「産業廃棄物」として処分します。
事業活動に伴い発生した廃棄物は、事業系一般廃棄物もしくは産業廃棄物として処分します。
その中で、空き缶・空き瓶は一部(市町村の了解を得て一般廃棄物として処理する場合)を除いて、“産業廃棄物”として処分しなければなりません。
ちなみに、空き缶・空き瓶の場合「専ら物(もっぱらぶつ)」として排出することもできますが、扱えるのは専門業者のみです。
リダクションテクノのように、産業廃棄物処理業の許可を有している業者が取り扱う場合、空き缶は産業廃棄物の「金属くず」に、空き瓶は産業廃棄物の「ガラスくず」に分類されます。
参照:「専ら物」ってなに?有価物との違いは?マニフェストはいらないの?
2.空き缶・空き瓶と同じ品目に分類される廃棄物一覧
空き缶・空き瓶と同じ品目に分類される主な廃棄物は、以下の通りです。
<金属くず>
空き缶、一斗缶、ペンキ缶、スチール製品(机・椅子・棚・ロッカー・ベッド等)、コンロ、トースター、金網、カーテンレール…etc
<ガラスくず>
空きびん、コップ、茶碗、窓ガラス、鏡、試験管、シャーレ…etc
上記で挙げた廃棄物は、事業活動に伴い発生した場合には“産業廃棄物”として処分しなければなりません。
3.空き缶・空き瓶の適正な処分方法とは?
続いて、空き缶・空き瓶の適正な処分方法について解説します。
産業廃棄物である空き缶・空き瓶は、都道府県理事等からの許可を受けた産業廃棄物収集運搬業者および産業廃棄物処分業者に収集・処分を委託しなければなりません。
業者に委託する際には委託契約は書面にて行い、マニフェストを交付する必要があります。
契約書を交わしていなかったり、マニフェストの交付を行わなかったりすると排出事業者が罰則を受けることとなるため注意しましょう。
また、処理業者によっては、空き缶・空き瓶の再資源化や買い取りを依頼できる場合もあります。
4.産業廃棄物を再資源化することで得られるメリット
空き缶・空き瓶などの金属くずやガラスくずの他、紙くず、繊維くずなどといった産業廃棄物は、再資源化することも可能です。
再資源化してごみを減量すると、企業にとって以下のようなメリットが得られます。
4-1:環境負荷の低減
ごみの総量を減量すれば廃棄物を焼却処分する際に発生するCo2の排出を削減できます。
そして、廃棄物を再資源化すれば石油や石炭、木材などといった天然資源の消費を減らすことが可能です。
つまり、廃棄物の再資源化は地球の環境保全にも繋がります。
4-2:企業のイメージ向上
深刻な環境汚染などにより、世界的に環境に配慮した取り組みが注目されている現在。
エコ活動に積極的に取り組むことは、企業のイメージ向上にも繋がります。
4-3:コスト削減
ごみの総量を減らせば、その分、業者への委託料などの処理コストも削減できます。
また、金属やガラスを原材料として使用している事業の場合、使い終わったものを再資源化できれば原材料費の削減にも繋がります。
5.リダクションテクノでは、再資源化やコスト削減に関するご相談にも対応!
冒頭でも解説したように、一部を除き、事業活動に伴い発生した空き缶・空き瓶は“産業廃棄物”に分類されます。
事業活動に伴って生じた廃棄物は、排出事業者自らの責任において適正に処分しなければなりません。
万が一無許可の業者への委託や不適切な処分をしてしまうと、罰則が課されるため注意が必要です。
『産業廃棄物の詳しい処分方法がわからない…』という場合には、各自治体のホームページで確認しましょう!
記事内でもご紹介したように空き缶・空き瓶は再資源化できる廃棄物のため、環境負荷の低減やコスト削減のためにも、再資源化も可能な業者に頼んでみるのもおすすめです!
ぜひ、これを機に検討してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、リダクションテクノでは産業廃棄物に関する幅広いご相談に対応!
お客様の状況をお伺いした上で、再資源化など適正な処理方法をご提案いたします。
金属くずの買い取りやコスト削減に関するご相談などにも応じておりますので、産業廃棄物の処分等についてお悩みを抱えている方はぜひお気軽にお問い合わせください◎
▽こちらのページもぜひ参考にしてみてくださいね!

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