コラム
産業廃棄物 2022.04.25
4つめの「R」とは?3R+Renewableの具体的な取り組みをご紹介
環境再資源化環境貢献産業廃棄物SDGs
『最近よくメディアで取り上げられている“3R+Renewable”って何?』 『環境保全のためには具体的にどんなことをすればいいの?』 そんな疑問を抱えている方々に向けて、この記事では「3R+Renewable」について詳しく解説! それぞれの具体的な取り組みをご紹介します。
1.“3R+Renewable”とは
環境課問題への関心が高まり、“サステナブル”や“SDGs”などのワードを耳にすることが多くなった近年。
その中でも、最近特にメディアで取り上げられるようになったのが“3R+Renewable”です。
“3R+Renewable”とは、2022年4月1日から施行されたプラスチックの資源循環を目的とした法律「プラスチック資源循環促進法」の基本原則。
この法律の重点戦略として、環境省が呼びかけている取り組みです。
まず“3R”とは、Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)の総称。
循環型社会をつくるための取り組みを指す言葉で、世界的に推奨されています。
続いて“Renewable(リニューアブル)”とは、再生可能という意味の言葉。
「プラスチック資源循環促進法」においては、プラスチックを再生可能な資源に置き換えることが求められています。
また、“3R+Renewable”は「プラスチック資源循環促進法」において以下のような具体的な目標が掲げられています。
■Reduce(リデュース)
①2030年までにワンウェイプラスチックを累積25%排出抑制
■Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)
②2025年までにリユース・リサイクル可能なデザインに
③2030年までに容器包装の6割をリユース・リサイクル
④2035年までに使用済プラスチックを100%リユース・リサイクル等により有効利用
■再生利用・バイオマスプラスチック
⑤2030年までに再生利用を倍増
⑥2030年までにバイオマスプラスチックを約200万トン導入
参照:「プラスチック資源循環戦略」について(環境省)
2.“3R”について
続いて、“3R”それぞれの概要と、消費者が行うべき具体的な取り組みについて詳しく解説します。
<Reduce(リデュース)>
無駄なゴミを出さず、ゴミの発生量を減らすこと。
消費者には、不要な物を買わないことや、長く使えるものを選ぶことが求められています。
▶必要以上にレジ袋を使用しないよう、買い物の際にはマイバッグを持参する
▶シャンプーや洗剤などは、詰め替え用のある商品を購入する
▶使い捨てるのではなく、手入れや修理を行って長く使う …etc
<Reuse(リユース)>
物を何度も繰り返し使用すること。
消費者には、使用済みのものを他の人に譲ったり、使用済みのものを購入・利用することが求められています。
▶リサイクルショップやフリマアプリなどを利用する
▶不要となった服や本などを古着屋や古本屋に持って行く
▶再利用できる“リターナブル容器”を使用している商品を選ぶ …etc
<Recycle>
ゴミを資源として再生利用すること。
限りある資源を再利用するためには、適切な分別が不可欠です。
▶ゴミを排出するときは、種類別にしっかりと分別する
▶分別の際、“汚れを落とせばリサイクル可能なものがないか”確認する
▶家電を捨てる際、住んでいる地域の家電リサイクルの決まりを調べる …etc
3.“Renewable”について
「プラスチック資源循環促進法」において“Renewable”は、再生可能な資源に替える取り組みが求められています。
例えば、プラスチック製のレジ袋をバイオマスプラスチック製に替えることも“Renewable”な取り組みの1つです。
バイオマスプラスチックは、繰り返し栽培できる植物をもとに作られる素材で、微生物により分解される性質も持っています。
近年、環境への負荷が大きいプラスチック製の袋や容器を、バイオマスプラスチック製に替える取り組みが積極的に進められています。
4.今後は、より“環境へ配慮した取り組み”が注目される時代に
環境問題への関心は世界的に高まり、環境へ配慮した取り組みを行う企業は徐々に増え注目されるようになりました。
また、2022年4月から“3R+Renewable”を基本原則に掲げた「プラスチック資源循環促進法」が施行されたことにより、さらに環境への取り組みが企業イメージに大きく影響を与えると予想されます。
そんなニーズに応えられるよう、弊社・リダクションテクノでは廃棄物をただ処理するだけでなく、リサイクルや再資源化など様々な選択肢をご用意。
廃棄物処理とリサイクルを合わせて行うことで、環境に配慮しながらコスト削減できるようにご提案しています。
その他にも廃棄物に関する様々なご相談にも承っておりますので、廃棄物処理にお困りの方はぜひリダクションテクノへご相談ください!
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