コラム
産業廃棄物 2021.09.10
コロナ禍で排出量が増加している?!深刻化する廃プラスチック問題
環境新型コロナウイルス再資源化廃棄物
		        
					
使用済みのペットボトルや容器、レジ袋、ゴム手袋…etc。 これら「廃プラスチック類」の排出量は近年増加しており、世界的に問題視されています。 この記事では、そんな「廃プラスチック類」にクローズアップ。廃棄が増えた理由や、排出量を増やさないために私たちができることについて詳しく解説します。
1.廃プラスチック類の種類
「廃プラスチック類」とは、“事業活動に伴い生じた合成樹脂くず、合成ゴム、合成繊維くずなどの固形状および液状の廃プラスチック類”のこと。
産業廃棄物の内の1種であり、主に以下のものが該当します。
*ペットボトル
*包装用フィルム
*合成ゴムくず(廃タイヤを含む)等固形状・液状のすべての合成高分子系化合物
例えば、飲み物の入ったペットボトルや包装用のラップ、お弁当の容器、ゴム手袋など、私たちの生活にとって身近なものが「廃プラスチック類」に含まれます。
「廃プラスチック類」の大きな特徴は、廃棄物の中でも特に処理が難しいこと。
海へ流出することも増えており、地球環境に影響を及ぼしています。
参照:廃プラスチック類とは?排出状況や今後向き合うべき課題について解説
2.コロナ禍で増え続ける廃プラ
近年では、「廃プラスチック類」の排出量がさらに増えてしまい、世界的に問題視されています。
「廃プラスチック類」の排出量が増える大きな要因となったのは、2017年から始まった中国の輸入規制です。
これまで中国は、世界中から「廃プラスチック類」を買い取り資源として活かしていましたが、環境への影響を考慮し2017年12月末に生活由来の廃プラスチックなどの輸入を禁止しました。
続けて、2018年12月末からは工業系廃プラスチックも輸入禁止に。
そのため、日本を含めた各国が以前よりも廃プラスチックの処理先に困るようになってしまったのです。
また、近年では新型コロナウイルスによる影響も。
感染拡大を防ぐために新しい生活様式が採用され、最近では食品をテイクアウトしたりデリバリーで注文する機会が増えました。
そんな変化に伴い、テイクアウト・デリバリー用に使い捨てのプラスチック容器を使用する機会も増え、「廃プラスチック類」の排出量増加に繋がっているのです。
加えて、感染予防のために使い捨てマスクやゴム手袋を使用する機会が増加。
アルコール消毒液などを入れるプラスチックケースも必要となり、以前と比べてプラスチック製品を使用する機会が増えました。
上記の要因により、現在では「廃プラスチック類」処理に関する問題がより深刻化。
これまで海外へ輸出することにより有価物として処理できていたものを廃棄物として処理しなくてはならなくなったためコストがかかり、最終処分場の利用状況も現在進行形でかなり逼迫しています。
「廃プラスチック類」が処理しきれなくなると、世界が廃棄物であふれ地球環境に悪影響を及ぼすことに…!
地球のためにも、今後の生活のためにも、私たちは「廃プラスチック類」をなるべく増やさないように努力しなければなりません。
3.廃プラを増やさないために、いま私たちができること
最後に「廃プラスチック類」を増やさないために、いま私たちができることをいくつかご紹介します。
3-1.マイバッグの活用
買い物へ行く際には、マイバッグを持ち歩くようにしましょう。
店舗にて使用されているレジ袋はほとんどがプラスチック製です。
繰り返し使えるマイバッグを活用すれば、「廃プラスチック類」の排出量削減に繋がります。
3-2.回収してもらうためにプラスチック容器を洗う
汚れたままの状態のプラスチック製容器はリサイクルができません。
また、その他のきれいな状態のプラスチック製容器をも汚してしまいます。
そのため、リサイクル回収できるよう使用後のプラスチック容器は洗ってから排出するよう心掛けましょう。
3-3.紙製への切り替えによるプラスチックフリー化
プラスチックの包装を紙製へと切り替えるのも手段の一つ。
例えばお菓子や食品の包装を紙製に切り替えれば、「廃プラスチック類」の排出量削減に繋がります。
また、消費者自身が商品包装を紙製へと切り替えた商品を選ぶのも効果的です。
4.“企業のイメージUP”にも繋がる!廃棄物は適切に処理・リサイクルしましょう
記事内でもご紹介したように、近年では中国における廃プラ輸入規制だけでなく、新型コロナウイルスの影響もあり、現在進行形で「廃プラスチック類」の廃棄が増加しています。
参照:当年度 引き取り実績(公益財団法人日本容器包装リサイクル協会)
プラスチックごみの増加は、行政コスト増加や地球環境の悪化にも繋がるため、早急に解決しなければなりません。
また、近年では環境問題への取り組みも企業への評価に繋がるため、廃棄物の適正処分やリサイクルなどといった環境問題への取り組みは必要不可欠です。
弊社・リダクションテクノでは、廃棄物処理と合わせてリサイクルを行うことにより、環境に配慮しながらコスト削減ができるようにご提案しております。
産業廃棄物の処分先に困っている方はもちろん、「環境問題への取り組みを行いたい」という方や、「コストの適正化について悩んでいる」という方はぜひお気軽にお問い合わせください!
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