コラム

産業廃棄物 2021.05.28

増えつづける電子廃棄物。電子機器の廃棄問題を解決するためには

環境安心第一業者選定産業廃棄物

スマートフォンやパソコンなどが普及し、便利な生活が送れるようになった現代。 しかし、それに伴い“電子廃棄物”の発生量が増え、世界的に問題視されています。 この記事では、そんな電子廃棄物が増え続ける現状や、大陸別の発生量、日本が行っている取り組みなどについて詳しく解説します!

1.電子廃棄物とは?

そもそも電子廃棄物とは、乾電池やパソコン、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、照明器具、家電製品などといったバッテリーまたはプラグを搭載した廃棄物のこと。

“電気電子機器廃棄物”と呼ばれることも多く、英語では“E-waste”や“WEEE(Waste Electrical and Electronic Equipment)”とも呼ばれています。

 

電子廃棄物が発生するのは一般家庭だけではありません。

例えば電子機器を取り扱う製造業の他、一般企業での買い替え・倒産による不用品の廃棄など、様々なシーンで発生します。

特に最近は新型コロナウイルスの影響に伴い、オフィスの縮小や倒産する企業が増え、これまで職場で使っていたパソコンやモニター機器が廃棄されるというケースも多いです。

 

2.近年、世界の電子廃棄物が過去最多に!

パソコンやスマートフォンなどといった電子機器は、いまや私たちの生活に欠かせない存在。

しかし、近年ではより優れた性能の電子機器を求めるために、まだ使える状態であるにもかかわらず新しい電子機器に買い替える方も多く、電子廃棄物の量は増加しました。

 

2020年に国連が発表した2019年の電気電子機器廃棄物の発生量は、なんと“5,360万トン”!

わずか5年の間に21%も増加してしまい、過去最多の発生量を記録しました。

これだけ大量の電子廃棄物が発生しているにも関わらず、2019年に発生した電子廃棄物の中で回収・リサイクルの対象となったのはわずか17.4%。

電子廃棄物の中には金や銀、銅などといったリサイクルが可能な貴金属が含まれているのに、そのほとんどが廃棄・焼却処分となってしまったのです。

 

ちなみに、2019年に発生した電気電子機器廃棄物の大陸別の発生量は以下の通りです。

 

▼各大陸の電気電子機器廃棄物発生量

<アジア>約2,490万トン

<アメリカ>1,310万トン

<欧州>1,200万トン

<アフリカ>290万トン

<オセアニア>70万トン

 

そして、いまもなお電子廃棄物の問題は深刻化しています。

国連によると、2030年までには発生量が“7,400万トン”に膨れ上がり、2050年までには2019年の2倍の“1億1,100万トン”になると予想されています。

 

3.電子機器廃棄物の問題点

前項でもご紹介したように、電子廃棄物の発生量は年々増加傾向に。

特に近年ではパソコンやスマートフォン、タブレット端末などの急速な普及により消費率が上昇し、短期間で買い替える方も増え、電子機器廃棄物が増え続けています。

 

しかし、電子廃棄物を処理する際には有毒ガスが発生するケースもあるため、発生量の大幅な増加は世界的に問題視されています。

物によってはリサイクル可能な金属やレアアースなどが含まれる一方で、有害物質が多く含まれているケースもあります。

その場合、廃棄場で焼却される際に有毒ガスが発生し、地球環境に悪影響を及ぼす危険性があるのです。

 

そのため、私たちは地球環境を守るためにも電子廃棄物を減らすために行動を起こさなくてはなりません。

 

4.日本での取り組み

ちなみに、電子廃棄物を有効的に活用するための取り組みとして、日本では東京オリンピック開催に向けて “都市鉱山からつくる!みんなのプロジェクト”を実施。

一般市民から寄付された不要なスマートフォンや家電製品などをリサイクルして、オリンピックのメダルを作成するというプロジェクトを行い、電子廃棄物を有効的に活用しました。

参照:「都市鉱山からつくる!みんなのプロジェクト」について

 

2017年から2019年にかけて行われたこのプロジェクトでは、期間中に見事目標を達成!

自治体や携帯電話会社などの協力を得て、東京オリンピック・パラリンピックで使われる約5,000個のメダルに必要な金属を100%回収することに成功しました。

 

5.深刻化する電子廃棄物問題を解決するために

スマートフォン・タブレット端末・家電製品・ゲーム機……etc。

近年ではこのような生活を豊かにするものが増える一方で、まだ使えるにもかかわらず最新機器へ買い替える機会も多くなり、年々電気電子機器廃棄物が増え続けています。

 

しかし地球の資源は無限ではないため、消費者側も購入し過ぎずにリサイクルや使い続けることを考えなければなりません。

国際社会にて制定された17項目の指標“SDGs(持続可能な開発目標)”にも、「目標12:つくる責任 つかう責任」というゴールが設定されています。

これからはより一層、リサイクルや廃棄物の減量に取り組んでいく必要があります。

 

もし、現在電気電子機器廃棄物の処理にお困りでしたら、弊社・リダクションテクノまでご相談ください!

まずはお客様の状況をお伺いした上で、適正な処理方法をご提案いたします。

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