コラム
産業廃棄物 2023.08.02
ハロン消火器の取り扱い方。処分する際の注意点を解説
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冷却作用と燃焼の抑制効果を持つハロンは、主に消火設備などに使用されていることが多いですが、オゾン層を破壊する物質のため取り扱いには注意しなければなりません。 この記事では、そんなハロンを使用した消火器の取り扱い方法について詳しく解説。 処分する際の注意点をご紹介します。 ハロン消火器を所持している方や、処分方法に困っている方は必見です!
1.ハロン消化器とは?
ハロンとは、フロンの中でも臭素を含むガス物質のこと。
冷却作用と燃焼の抑制効果を持っており、主に消火設備などに使用されています。
今回クローズアップするハロンガス消火設備は、火災時にハロンを噴射して消火を行う設備です。
消火設備に使用されるハロンにはいくつか種類がありますが、その中でも“ハロン1301”と呼ばれている物質は消化能力が非常に優れており、人体への毒性も少ないとされていました。
そのため、ひと昔前までは理想的な消火剤として、建物の消火設備に採用されていました。
2.ハロンの取り扱いについて
しかし、後にハロンはオゾン層を破壊する物質として知られることになります。
1989年に発行された「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」において、段階的に削減することが国際的に合意されました。
ハロン削減に関する動きは、日本も例外ではなく、ハロン削減の実現に向けて「特定物質の規定等によるオゾン層の保護に関する法律」の施行に続き、平成6年には生産が全廃されました。
なお、過去に生産されて現在も消火設備などに使用されているハロンは、適正な管理の推進を目的として設立された「特定非営利活動法人消防環境ネットワーク」によって継続的にデータベース管理・回収・再利用が行われています。
“ハロン1301”も現在は生産中止となっていますが、消火設備に使用してはならないというわけではありません。
優れた消化能力を持っているため、消防環境ネットワークのハロン管理委員会により使用を管理され、必要不可欠な場面での使用が認められています。
要件を満たしていれば消化に使用した分のハロンの補充も、新しいハロン消火設備の設置も可能です。
ただし、再利用されず余剰となるハロンは適正に処理しなければならないため、取り扱いには注意しましょう。
3.ハロン消化器を処分する際の注意点
以上のように、ハロンはオゾン層を破壊する物質として世界中で削減が働きかけられています。
不要になったハロンは、適正にリサイクルまたは破棄しなければなりません。
特に、消化器に使用されているハロン化合物には要注意です。
消火器に使用されているハロンは一般のハロンと比べて危険なため、適切な処理を怠ると環境に大きな影響が出る可能性があります。
ハロンは温室効果の高い物質なため、処理許可を得ている施設や、正確な処理できる設備が整っている施設に依頼しなければなりません。
4.廃棄物に関するご相談は、リダクションテクノまでどうぞ!
記事内でご紹介したように、ハロンとはフロンの中でも“臭素”を含むガス物質のことです。
冷却作用と燃焼の抑制効果があり、ハロンを含む消火剤を噴射して消火を行う設備をハロン消化器と呼びます。
しかし、現在ハロンは、オゾン層を破壊する物質として生産が全廃。
過去に生産されたハロンについては、適宜管理・回収・再利用されています。
優れた消化能力を持つ“ハロン1301”は消防環境ネットワークのハロン管理委員会により使用を管理・必要不可欠な場面での使用が認められています。
一方、再利用されず過剰となるハロンは環境に影響を及ぼす恐れがあるため、処理を経て処分しなければなりません。
特に、消火器に使用されているハロンは一般のハロンと比べて危険なため、取り扱いには注意しましょう。
ちなみに、リダクションテクノではハロンを含め、廃棄物に関する幅広いご相談に対応します。
産業廃棄物の処分から、処理コストの削減やリサイクルのご提案も可能です。
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