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産業廃棄物 2022.12.26

再生砕石とは?砕石との違いや、再生砕石が使われる場所などを徹底解説!

リサイクル環境安心第一再資源化産業廃棄物

国から積極的に使用するよう推奨されている資材「再生砕石」。 しかし、中には「再生砕石ってどんなもの?砕石との違いは?」「再生砕石が主に使用されている場所は?」といった疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんな疑問を持つ方々へ向けて、この記事では再生砕石の特徴や種類、再生砕石の使用が推奨されている理由、そして再生砕石が使われる場所について詳しくご紹介します!

1.再生砕石の概要と砕石との違いを解説

再生砕石(別名:再生クラッシャーラン)とは、工事現場などから排出されたがれき類や石類をリサイクルして、砕石に加工したものを指します。

 

砕石は天然の岩石を人工的に砕いて作られます。

それに対し、再生砕石は天然の岩石を使用せず、建物の解体工事や土木工事現場から排出されるがれき類や石類(コンクリート・セメントコンクリート・レンガetc)を原材料として使用しているのが大きな特徴です。

ただし、がれき類や石類をリサイクルした砕石=再生砕石というわけではありません。

再生砕石には一定の品質基準が設けられており、環境局の審査により基準認証されています。

 

また、原材料や粒の大きさによって様々な種類があるのも特徴的です。

再生砕石は加工段階で粒の大きさをある程度揃えてナンバリングされ、利用できる用途がそれぞれ異なります。

 

2.砕石の種類

砕石は、原材料と大きさの違いによって呼び名が異なります。

 

例えば、砕いた状態のままの砕石は「クラッシャーラン(C)」、目的に応じて含まれる粒を整えた砕石は「粒度調整砕石(粒調砕石)(M)」と呼ばれており、アルファベットに数字を付け加えた記号で表記されます。

【例】0~40㎜のクラッシャーラン→C-40

粒度0~30㎜の粒調砕石→M-30

 

また、クラッシャーランや粒調砕石を表す記号の前に「R」が付いていれば、「再生砕石(再生クラッシャーラン)」という意味合いになります。

「R」は、リサイクルという意味。

例えばRC40なら0~40㎜の再生クラッシャーラン、RM-30なら粒度0~30㎜の再生粒調砕石となります。

 

このように砕石の種類は様々。

使用目的によって最適な砕石の種類が異なるため、記号を確認の上、使い分ける必要性があります。

 

3.再生砕石の使用が推奨されている理由とは?

近年、再生砕石の積極的な使用が推奨されているのは、“産業廃棄物の増加”が大きな理由として挙げられます。

 

最近では建物の解体工事が行われることが多くなり、産業廃棄物の量が増大。

それに伴い、最終処分場の余力がひっ迫し、産業廃棄物の不正処理問題が深刻化しています。

 

参照:最終処分場の“残余年数”をご存じですか?日本における最終処分場の現状・問題解決のためにできること

 

 

また、限りある資源を活かし、持続可能な社会を形成するためにもリサイクルなどの取り組みは必要不可欠。

日本だけでなく世界的に環境問題への注目が高まっているいま、建設廃棄物の2割を占めるコンクリートやアスファルトを建設資材として再利用する必要性が年々増しています。

 

4.再生砕石が使われる場所

前項でもご紹介したように、積極的な使用が推奨されている再生砕石ですが、実際どのような場所で資材として使用されているのでしょうか?

 

最後に、再生砕石が資材として使われている主な場所をいくつかご紹介します。

 

◆駐車場の路盤材として

再生砕石は0~40㎜の大きさを一括りにナンバリングしており大きな粒と小さな粒が入り混じっているため、締め固めやすく駐車場の路盤材として使われることが多いです。

また、雨の日もぬかるみやすく手入れの手間がかからないこともメリットといえます。

 

◆空き地の雑草対策として

コンクリート廃材をリサイクルした再生砕石は、アルカリ性の性質を持っているため雑草対策にも効果的です。

雑草が好む酸性土壌にアルカリ性の再生砕石を敷いておけば、雑草の抑制効果が期待できるでしょう。

 

◆レンガ敷き・石畳の基礎として

再生砕石は水平な地面が作りやすいため、自宅の敷地内にレンガや石畳を敷く際にも役立ちます。

レンガ敷きの基礎を再生砕石で作っておけば、型崩れしにくく、沈下予防にも効果的です。

 

5.再生砕石の使用や産業廃棄物処理はリダクションテクノまで!

冒頭でもご紹介したように“再生砕石”とは、がれき類や石類をリサイクルして、砕石に加工した資材のこと。

環境局の審査により基準認証されており、粒の大きさはある程度揃えられてナンバリングされているのも特徴的です。

 

環境保持の観点から国からも積極的な使用が推奨され、実際に路盤材やレンガ敷きの基礎など幅広い場所で使われていますが、取り扱いには要注意。

再生砕石は原材料と大きさの違いによって様々な種類があり利用できる用途が異なるため、使用目的に合わせて使い分けるようにしましょう。

 

ちなみに、リダクションテクノでは産業廃棄物の処分だけでなく、再生砕石に関するご相談も承っています。

廃棄物処理と合わせてリサイクルを行うことで、環境に配慮しながらコスト削減できるようご提案可能です。

 

「再生砕石の使用について詳しく話を聞きたい」という方はもちろん、「廃棄物処理費用を抑えてコスト削減したい!」「企業としてリサイクル活動に取り組みたいが、何から始めればいいのかわからない…」という方も、ぜひ一度リダクションテクノまでお問い合わせください!

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