コラム
産業廃棄物 2022.07.13
飲食店から排出される“グリストラップ汚泥”の分別基準・処分を依頼できる業者を解説!
産業廃棄物定期回収閉店ごみ汚泥業態変更
飲食店から排出される廃棄物の中でも、“グリストラップ汚泥”は分別基準や取り扱える業者が細かく定められているため、排出する際には気を付けなければなりません。 この記事では、そんな“グリストラップ汚泥”の取り扱いについてクローズアップ! “グリストラップ汚泥”と廃油の分別基準や処分を依頼できる業者について詳しく解説します。
1.飲食店が抱えやすい廃棄物問題
野菜くず、残飯、廃油、汚泥…etc。
飲食店から排出される廃棄物には様々な種類があり、品目によって廃棄方法が異なるため注意が必要です。
例えば“野菜くずや残飯”は事業系一般廃棄物として捨てられますが、“廃油や汚泥”は産業廃棄物に分類されます。
産業廃棄物は一般廃棄物と異なり、収集運搬・処分する際には法律で定められた正しい方法に則って取り扱わなければなりません。
また、飲食店から排出される廃棄物の中でも特に気を付けたいのが“グリストラップ汚泥”です。
“グリストラップ汚泥”は廃油との分別基準が設けられていたり、処分業者が限られているなどルールが決まっているため、取り扱いに気を付ける必要があります。
そこで次の項目からは、“グリストラップ汚泥”の分別基準や取り扱える業者について詳しく解説します!
「これまでグリストラップ汚泥を一般廃棄物として処理してしまっていた…」
「飲食店で排出される廃棄物の正しい処分方法を知りたい!」
「廃棄物処理をどんな業者に依頼すればいいのかわからない」
上記のようなお悩みを抱えている飲食店オーナー様や、廃棄物管理を担当している飲食業の方は必見です!
2.汚泥の区分
まずは、汚泥の区分について解説します。
汚泥の区分においては、含まれている油分の割合が基準となります。
油分が5%以上なら汚泥と廃油の混合物に、油分が5%未満であれば汚泥に該当します。
3.汚泥を処分できるのは、許可を得ている業者のみ
汚泥を処分できるのは、産業廃棄物処理である汚泥の“処理許可”を得ている業者のみ。
産業廃棄物は区分ごとに許可が分かれているため、汚泥を排出する際には汚泥の“処理許可”を持っている業者に委託しなければなりません。
無許可の業者に委託してしまい、不法投棄されてしまった場合には罰金刑や懲役刑に科されてしまう恐れもあります。
「無許可業者とは知らなかった…!」では済まないので、業者選びには十分気を付けましょう。
また、前項でご紹介した“油分が5%以上の汚泥と廃油の混合物”の取り扱いには要注意。
混合廃棄物は、混合している全ての廃棄物の“処理許可”を取得している業者に委託しなければなりません。
そのため汚泥と廃油の混合物を処分する際には「汚泥」と「廃油」それぞれの“処理許可”を取得している業者へ委託する必要があります。
※こちらの記事もご参照ください
混合廃棄物とは?扱い方・業者に処理を依頼する際に気をつけるべきポイント
4.グリストラップ汚泥は、有機性汚泥を取り扱える業者へ!
前項にて汚泥は許可を取得している業者にしか委託できないと解説しましたが、汚泥は“有機性汚泥”と“無機性汚泥”の2種類に分かれています。
これにより取り扱える業者が異なる場合もあるため、業者選びの際にはあらかじめ忘れずに確認しましょう。
もし産業廃棄物の処分許可証を持っていたとしても、『汚泥(無機性の無害なものに限る)』と記載されていた場合には、“有機性汚泥”の収集・処分は依頼できません。
ちなみに、飲食店から排出されることの多いグリストラップ汚泥は、“有機性汚泥”に該当します。
“有機性汚泥”とは、主に有機汚辱された排水を処理する施設・設備で発生する汚泥のこと。
資源となる可能性を秘めていて、適切な処理を行えば再資源化できる場合もあります。
※こちらの記事もご参照ください
汚泥とはどんなものを指す?汚泥の種類と廃棄方法、業者選びのポイントについて
5.飲食店の廃棄物に関するお悩み相談は、リダクションテクノへ!
弊社・リダクションテクノでは、今回ご紹介した“グリストラップ汚泥”の回収や分別も承っています。
汚泥の他にも、廃油や生ゴミ、廃プラスチック類の処分依頼にも対応。
廃棄物処理と合わせてリサイクルを行うことで、環境に配慮しながらコスト削減できるご提案も可能です。
また、リダクションテクノでは業態変更や閉店時に出る廃棄物の回収はもちろん、有償買い取りや中古家具・厨房備品のリユースのご提案も実施。
解体工事業者とも連携しているので一括でお任せしていただけます!
廃棄物の処分やコスト削減についてお悩みを抱えている方は、ぜひ一度リダクションテクノまでご相談ください◎
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