コラム

産業廃棄物 2020.11.04

廃油は産業廃棄物?処分する際の注意点・業者選びの際に気を付けたいポイントを解説!

廃棄物回収価格適正化業者選定産業廃棄物廃棄物

「廃油」は飲食店や工場など事業活動に伴い排出された場合、産業廃棄物として処分しなければなりません。産業廃棄物は環境や人体に与える悪影響が大きいため、取り扱いには注意が必要です。もし許可を得ていない業者に産業廃棄物の運搬や処分を委託してしまうと、罰金刑や懲役刑に科されてしまうので気を付けましょう。この記事では、廃油の処分方法や業者選びのポイントなどについてご紹介します!

1.廃油とは

そもそも廃油とは、廃棄物のうち鉱物油や動植物油などの油脂および、油状の物質を指します。廃油は事業活動に伴い排出された場合には産業廃棄物に該当する20種類に含まれているため、産業廃棄物として正しい方法で処分しなくてはなりません。

処分方法だけでなく、保管や運搬を行う場合も廃掃法や消防法などで規制されているため、関連する法規をあらかじめ確認してから行なう必要もあります。

さらに、廃油は“油”なので引火性を持っている場合も。古い絶縁油等にはPCBが含まれる場合もあるので、取り扱いには十分注意しましょう。

 

2.廃油の種類

ひとくちに廃油といっても、様々な種類があります。そこで、こちらの項目では代表的な廃油の種類をいくつかご紹介します!

 

■鉱物性油

石油を原料としている油の一種。潤滑剤やクリーム、ローションなどに用いられることが多いです。

 

■動植物性油

動物や植物から抽出した油。自然発火しやすいため、取り扱う際は注意が必要です。

 

■潤滑油

機械の歯車などの動作をスムーズにするために使われることの多い油。エンジンオイルとしても使用されています。

 

■絶縁油

液状で、電力機器の絶縁・冷却材料として用いられることの多い油です。

 

■洗浄油

金属や樹脂、ゴムの洗浄に用いられる油です。

 

■切削油

金属などの切削加工を行う際、摩擦抑制と冷却のために用いられる油。切削材と呼ばれることもあります。

 

■溶剤

他の物質を溶かすのに用いる液体。主に石油・油脂工業などで使用されることが多いです。

 

■タールピッチ

アスファルトやワックスなど、油脂化学工場や道路工事現場などで排出されることが多いです。

 

記載したように、特徴や用途、危険性などは様々。さらに、上記でご紹介した他にも廃油には様々な種類があります。分別や保管・処分方法に迷った際には、自治体や回収業者などに相談しましょう。

 

3.廃油の再資源化

廃油は主に再生重油などの再生燃料として再利用されることが多いですが、その他にも「再生潤滑油」「石鹸の原料」「ろうそくの原料」などとして再利用されるケースもあります。

産業廃棄物として処分される際には、業者によって廃油再生処理工場に運ばれた後、油水分離器や遠心分離機にかけられて用途にあった方法でリサイクル処理されます。

また、自治体によっては一般家庭で排出された廃油を回収していることもあります。

 

4.廃油の処分にお困りの方は、ぜひリダクションテクノにご相談を!

ご紹介したように、廃油は飲食店や工場など事業活動に伴い排出された場合には産業廃棄物として区分されるため、適した方法で処分しなくてはなりません。

ちなみに、産業廃棄物を収集運搬・処分できるのは「産業廃棄物収集運搬業許可証」や「産業廃棄物処分業許可証」を得ている業者のみ。もし許可を得ていない業者に委託してしまった場合は、依頼主である排出事業者が5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、あるいは両方を科されるので、業者選びには注意しましょう。

弊社リダクションテクノでは、廃油の回収も行っています。東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県にてそれぞれ「産業廃棄物収集運搬業許可証」を得ているので、安心してお任せいただけますよ!

また、弊社ではお見積りから回収完了まで、短期間かつ適正コストでお客様のご要望にお応えできるのも強みの一つです。回収前には必ず現地調査・ヒアリングを行い事前にお見積りを提示しているので、適正な価格での回収が可能です。

廃油の処分に関してお困りの際は、ぜひ一度お問い合わせください!

この記事に関連するコラム

お問い合わせ
Contact

上記品目以外でも、お客様の状況に応じた最適な処理方法をご提案いたします。
まずはお気軽にお問合せください。