コラム
産業廃棄物 2024.03.29
ステンレスは産業廃棄物?分類や、金属くずの処分方法について解説!
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錆びにくく、キッチン用品など様々な用途で使われている“ステンレス”。 事業活動に伴い発生したステンレスは産業廃棄物の“金属くず”として処分しなければなりませんが、リサイクルしても品質劣化しないものが多いため、状態によっては有価物として買い取ってもらうことも可能です。 今回この記事では、そんなステンレスについて詳しく解説! 産業廃棄物の分類や処分方法、注意すべきポイントなどをご紹介します。
1.ステンレスとは?
まずは、ステンレスの概要について解説します。
ステンレスとは、耐食性が高く錆びにくい金属のこと。
正式名称は“ステンレス鋼”といい、stainless stealの略称であり、錆びにくい鋼という意味の言葉です。
ステンレスは錆びにくいだけでなく、耐衝撃性や耐熱性などの強度に強みがあることも特徴的。
そんな特性を活かして、以下のような製品に使用されています。
<具体的なステンレスの使用例>
キッチン用品(スプーン・フライパン・食器・包丁・鍋etc)
その他(建築素材・機械の部品・医療機械器具・化学工業設備の部品etc)
このように、ステンレスは私たちが普段使っている日用品だけでなく、企業や業種を問わず広い分野で使用されています。
2.ステンレスを廃棄する際の分類
事業活動に伴い発生したステンレスは、産業廃棄物の“金属くず”に分類されます。
金属くずとは産業廃棄物に該当する20種類の品目の1つで、その名の通り、金属系のくずを指します。
ひとくちに金属くずといっても“研磨くず”や“切削くず”など、種類は様々。
その中でも、銅や真鍮、アルミ、ステンレス、レアメタルなどは“非鉄金属”と呼ばれています。
金属くずの特徴は、排出量が多いものの、その分リサイクル率が高いこと。
総じてリサイクルしても品質劣化しないものが多いため、金属くずは約9割以上がリサイクルされています。
実際に、環境省が発表した令和3年度における産業廃棄物の種類別排出量の統計によると、金属くずの全国の排出量は6,246千トンでしたが、そのうち95.9%が再生利用されました。
産業廃棄物の中では、がれき類(96.4%)や、動物のふん尿(95%)に次いで再生利用率が高いことがわかります。
※参照:産業廃棄物排出・処理状況調査報告書(環境省)
3.ステンレスの処分方法・注意点
最後に、ステンレスの処分方法と注意点をご紹介します。
3-1.処分方法
ステンレスを含む金属くずは、破砕・溶融・金属精錬といった工程を経て、金属原料としてリサイクルすることも可能です。
資源としての価値があるため、状態によっては専門のスクラップ業者が買い取ってくれるケースもあります。
廃棄物処分にかかるコストを削減したいという方は、ぜひ一度業者に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
なお、再資源化が難しい場合、金属くずは埋め立て処分されます。
3-2.注意点
ステンレスを含む金属くずの回収・処分を依頼する際には、以下のポイントに注意しましょう。
■買い取り価格は相場によって変動する
■他の素材と金属くずが一体となっていると、買い取りを断られるケースもある
■金属くずの収集運搬・処分許可を得ている業者に委託しなくてはならない
■構成されている素材によっては費用が嵩む恐れがある
上記で挙げた注意点は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。
金属くずの回収を業者に依頼する際の注意点!状態によっては買い取りできない場合も…!?
金属くずは買取りも可能な産業廃棄物!?回収・処分を業者に依頼する際の注意点
4.金属くずの回収・処分はリダクションテクノにお任せを!
冒頭でもご紹介したように、ステンレスは耐食性が高く、錆びにくい金属です。
耐衝撃性や耐熱性なども優れているため、幅広い分野で使用されています。
そんなステンレスは、事業活動に伴い発生した場合、産業廃棄物の“金属くず”として分別・処分しなければなりません。
ただし、ステンレスは金属原料としてリサイクルすることも可能ですし、有価物として買い取ってもらえるケースもあります。
他の素材と金属くずが一体となっていると買い取りを断られるケースもありますが、気になる方は一度業者に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
なお、リダクションテクノでは、今回ご紹介したステンレスを含む金属くずの回収・処分も承っています。
記事内でも解説したように、金属くずの買い取り相場はそのときによって異なるもの。
リダクションテクノでは常に変動する金属くずの買取り相場や動向を把握し、適正な買い取り価格をご提示しています。
その他にも、リサイクルやコスト削減など、廃棄物に関する様々なご相談にも対応可能です。
廃棄物やリサイクルに関してお悩みを抱えている方は、お気軽にお問い合わせください!
【こちらの記事も合わせてご覧ください】
“廃棄物”と“有価物”の違い。判断基準・有価物を処理する際の注意点とは?
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