コラム
産業廃棄物 2025.08.20
閉店に追い込まれたコーヒースタンドの撤去作業
──大量のコーヒー豆をどう処分するか?
食品廃棄店舗撤退廃棄物区分の判断
回収先が見つからない大量のコーヒー豆に、最適な処理方法をご提案しました。
突然の退去と、処分できない“コーヒー豆”
こだわりのコーヒー豆を扱う某コーヒースタンド様は、建物設備の不具合による水漏れ事故をきっかけに、やむなく閉店・退去を決断されました。
撤去にあたり、店内に残された店舗什器・備品のほか、在庫として保管されていた大量のコーヒー豆の処分が必要となりました。
しかし、既存の廃棄物処理業者からは「コーヒー豆の回収には対応できない」との回答。他の業者に問い合わせても同様に断られ、対応先が見つからない状況に陥っていました。
この背景には、コーヒー豆の廃棄区分に関する判断の難しさがあります。通常、製造業などで排出される食品系廃棄物は「産業廃棄物(動植物性残さ)」として処理されますが、今回のような小売店では“事業系一般廃棄物”として扱われるのが原則です。
とはいえ、一般廃棄物として出すには物量が多すぎるため、行政からの指導対象となるリスクを懸念した業者は回収を敬遠。結果的に、店舗側が“どこにも出せないゴミ”を抱える形となってしまったのです。
難しい廃棄物こそ、最適解の提案で対応
リダクションテクノでは、まず対象となる廃棄物の性状や由来を丁寧に整理。そのうえで、複数の選択肢をご提示しました。
当初は、未使用のコーヒー豆を食品リサイクルの対象として活用できないかを検討。しかし、保管状態の影響で腐敗が確認されたため、リサイクル用途は断念。
そこで、リダクションテクノでは、対象のコーヒー豆を“産業廃棄物”として処理するスキームをご提案しました。これは「一般廃棄物としては処理困難な物量」「腐敗による衛生リスク」という実態をふまえ、適法かつ実務的に処理できる最適なルートです。
また、コーヒー豆以外に店内のショーケースや什器類などの一般的な産業廃棄物も一括で回収を実施。
通常であれば食品系と一般廃棄物で回収業者を分けなければならず、物流コストも増加しますが、当社で一括対応したことで、廃棄手続きの手間・コストの両面を大幅に圧縮することができました。
リダクションテクノなら、複雑なケースでも柔軟に対応
今回のように、「廃棄区分が曖昧」「どこに依頼すべきか分からない」「通常の業者に断られた」といったケースは、産業廃棄物処理の現場では決して珍しくありません。
リダクションテクノでは、
- 廃棄物の法的な位置付けや制度背景を正確に理解し、
- 状況に応じた実現可能な処理方法を設計・提案し、
- 複数種の廃棄物も1社でまとめて対応できる体制を整えています。
食品残渣・腐敗物・業種判断が難しい廃棄物など、「扱いに困るもの」こそ、まずは私たちにご相談ください。
現場や業務の背景を踏まえたうえで、最も合理的かつ合法的な処理ルートをご提案いたします。

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